れもんいろの爆弾

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パリへ留学〜フランスのルーズさ

今まで、フランス語の勉強や試験結果などを書いているだけのブログだったのですが、実は、9月からフランスへ留学することになっており、先日、ようやく入学許可証がきたので、ぼちぼち留学についての記事でも書いてみようかなと思います。

 

私は現在東京の大学で院生(フランス語を使う専門です)をやってるんですが、大学の交換留学制度を利用して、10ヶ月間パリの大学に留学する予定です。

一度、Rouenという地方都市で勉強したこともあったので、選択肢の中に地方もあったのですが、今回はパリに行くことにしました。大学内の選考が昨年の7月ごろに終わり、今年からようやく、本格的な手続きをスタートしました。あちらの大学へLettre de motivation(動機書)やCV(履歴書)を送ったり、奨学金出願したり、奨学金の面接をしたりとバタバタしているうちに、あっという間に7月になっていました。

奨学金については、トビタテに応募したのですが、面接で落ちてしまいました。かなり研究計画も作り込んで、面接もプレゼンも褒めて頂き好感触だったので、正直、結果を聞いたときは、相当落ち込みましたが、私のやっている研究は、国の利益などに直結するものではなく、目で見える形で日本に貢献するにはかなり時間のかかる分野なので、こういった奨学金が通らないのはしょうがない、と様々な人から言われました。落ちたからといって、私の研究が全くダメなわけではないと。

おかげで、今ではもう吹っ切れており、自由に充実した留学を送ってやろう!と思っています。

奨学金は日本での手続きなので、トントンと進んだのですが、問題は向こうの大学の手続きです…。

フランス、特にパリ、といえば、「手続きがうまくいかない」ことで有名ですよね(?)

で、その特質にもろにぶちあたったんですよ。

 

普通、4月末や5月ごろに入学許可証が届くところ、今年は、フランスで起きていた大学ストなど影響のせいか、大幅に遅れ、6月30日に、ようや〜くきました。(途中、6月の中旬に送るよ!とメールがあったのにそれも延期になったんです)

同じ、フランスでも地方の大学や大学ではない高等教育機関にいく友人たちはさっさと書類を受け取り、次の手続きに進んでいるのを見ながら、本当にイライラしてました笑

それで、入学許可証を受け取ったんで、次の手続きじゃ!と思ったのですが、家が決まらないと、ビザの手続きにいけないんですよね。悲しい‥。とりあえず、ビザ取得の前段階である、キャンパスフランスのオンラインのフォーム記入を済ませました(これは入学許可証さえあればどうにか)

住居は、大学が提携を結んでいるCROUSの寮に申請しており、つい数時間前に、大学から「あなたの申請は通りました〜」て連絡がきました。本来なら月曜日(現在水曜日)にくる予定だったんですけど、ここも微妙に遅れてますね、さすがフランス。

どこの寮に配属されるのかは来週にわかるようなのですが、本当に早くしてほしい…。これも遅れたら、ビザ取るのが大変なので、もうジリジリしっぱなしです。まぁでも、前回の留学では留学前にこのようにフランスのルーズさの洗礼を受けなかったので、またこれも良い経験だと思いたいですね。終わりよければ全てよし、ということで、どうにか最後には手続きがうまくいきますように!(留学前から「終わり」とは…という感じですが。)